御成にいる焼き芋屋のおじさん

世間のバレンタインの話題とは随分それますが、昨日鎌倉で買い物した帰り道。

鎌倉の特に御成の辺りは祖父母の家があるためお馴染みの街。

幼い頃、ある寒い日に駅から母と歩いているといつもの焼き芋屋さんが。。。ちょっと通り過ぎてから、やっぱり買う？と戻って買いに行くと、「ちょうど真っ赤なほっぺを見て田舎の孫を思い出してたんだよ～」と言ったおじいさんの記憶があるのです。

あの時の記憶ではおじいさん。。。

しかし同じ姿が！同じ場所に！

ちょっと通り過ぎて。。。

でも気になって、思い切って声をかけてみました。

「おじさんは昔からこの時期にいるおじさん？」

で、姉も大好きで昔ここを通る度によく買って貰った話、でもそれはもう３０年前！？という話をすると、もう５０年も山形から来ているとか！

嬉しそうに照れながら色々話してくれたのですが、申し訳ない事に殆ど聞き取れずしかしその場の雰囲気でかなり盛り上がり、焼き芋をまず試食させてくれ、「どうだ？うめえか？」とちょっと自慢気に聞きながらおっきなのを渡してくれました。もう来年はどうだか、足腰が・・・というおじさんに、「また来年も元気に来てね！」と言うと、嬉しそうに握手をしてくれて最後には手を振ってくれました。

おじさん照れて年齢は教えてくれませんでしたが、思いがけず手に持つ焼き芋以上に心もポッカポカになりました。

また会えるといいな