2o15年夏休み⑤:ピエモンテ 羊のチーズ工房
昔作られていながら途絶えかけていたチーズの製法を古い農家さんから教わり復活させた職人さんのチーズ工房を訪ねました。なにか夢の世界に紛れ込んだ様な、現実離れした素敵な空間。
お家を建てるところから手作りです。
ご自宅のキッチンが可愛い♪
こちら工房の前室の趣味(実験)の部屋。奥にはオーブン、石臼もありパンを焼く時は小麦を挽くところから。夏は忙しいのでここで遊べるのは冬だそうです。
チーズ作りは羊を飼うところから。日中は山に放牧し、餌は良い草、干し草とストレスのない搾乳。この基本的な事がとにかく大事だそうです。
いよいよ工房を窓から見学。
すると、ドアを開けて入れてくださいました!普段は衛生上決して人を入れないそうなので、そーっと見せて頂きました。
羊のミルクと塩のみ。静かに寝かし中の状態の物まで出してくれて、、、
小分けにして水切り
厚みが三分の一以下になって布巾の上で乾燥。
瓶に入れて冷蔵庫に入っている物はカビに覆われる事なく、1年経っているとは思えない。
こちらは昔特別な日に食べられたという物を再現。ブドウの果実を毎日塗っては乾かしを繰り返して積み上げた状態。
こちらのゲスト用小屋で試食です。
一歩入ったら夢の様なお部屋でした♪
実は、、、ここに着いて羊を見るまでなぜか山羊と勘違いしてたんですね、私。なので山羊のチーズのイメージを持っていたのですが、全く何の臭みもなく、特に最初に頂いたこちらの日持ちがしないフレッシュチーズはまるで絹豆腐のようでした。塩やオリーブ油と食べてもいいし、ハチミツを少しかけて食べてもよし。
先程見学したチーズの2日、5日、13日熟成状態の食べ比べ。3人好みが分かれました。私は5日くらい。
1ヶ月、2ヶ月、ブドウ果実を塗ったもの、
そして特別に貴重な7年ものをほんの少し!ピリッとしながら少しで十分の旨味がありました。
とても貴重な見学をさせていただきました。外にはお友達が来ていて、金属探知機を手入れ中でした。この後フリーの半日は近くの城跡へ宝探しに行くのだそうで(本を読んで勉強済みの場所を)、全力で遊ぶ少年の様な大の大人達が羨ましく見えました。
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