2015年夏休み③:ピエモンテ州 生産者さんへ
収穫期の朝は夜明けから始まります。(画像右下にもう収穫のトラックが)
ヒレ肉でサラミを作っている工房をお邪魔しました。見たまんまの陽気なマエストロ。細かく工程を説明して下さった後は、その昔ナポレオンが宿泊したという小部屋で試食を出して頂きました。白ワインが注がれ(朝一から?!)、グリーンペッパー付きはブドウと一緒に食べるとより美味しい事なども教えて頂きました。
そして、いよいよ楽しみにしていたヘーゼルナッツ農家さんです!
枝が根元から出ているため地面は日陰が多く雑草が少なく手間が比較的かからないヘーゼルさん。
こちらの農家さんは今の息子さんが加工もしようと設備を整え、男性陣が収穫し終えた物を貯蔵庫の隣でお母さんと娘さんが中心となって加工しています。
忙しい収穫時期にまるで講習会会場の様にセッティングして迎えてくださり、そのおもてなしの心に感動しました。ジャンドゥヤは想像以上の濃厚さに驚き、郷土菓子はシンプルですがヘーゼルナッツを贅沢に使っているだけに、風味がダイレクトで素晴らしかったです。
ご近所のブドウ農家さんが始めたワイナリーを訪問。
忙しい忙しいと言っているお母さんが説明し出したら止まらないくらい細かく説明してくださいました。納品されたばかりの貯蔵タンクが置いてあった事でも感じたように、ヘーゼルナッツ農家さんと同じく今の世代から加工も手掛けるようになった攻めの農家さん達です。朝6時半から収穫作業に出ていたお父さんがちょうど帰宅、お休みでお家にいた娘さんはソムリエの資格を取得して街のワインショップを担う素敵な働き者一家です。
このように、大手資本が入らず家族でやっているところが多いのがこの地方の特徴でもあるそうです。それだから良い反面、トスカーナなどに比べて国外に知名度があまり高くないという事もあるそうです。私としては、だからこそ素敵です。
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